春のSDA王滝 100km 走ってきました!
複数回にわたって使用機材、対策グッズを紹介させていただきましたSDA王滝。
今回は当日の様子をレポートします。
と、その前に20日(土)の様子です。
弊社のブースではNinerの試乗車を中心にStan's Notube、コンチネンタルタイヤ、feedback sports、ONYXハブ、Lauf、RIDEA、VAUDE(バックパック)の展示していました。
上記パーツを搭載したNinerの試乗車は注目度も高く、多くのご来場者様に試乗していただきました。なかでもLaufのフロントフォークは実際に目にする機会、乗る機会が少ないこともあり大盛況でした。(レース走行中も声をかけていただくことが多かったです)
本題に戻りましょう。
前日までの準備としては、紹介の通りガイガーリグのハイドレーションパックをいれたバックパックを背負い補給もその中に入れました。
補給食はジェル系の物をメインに用意しました。集中力を切らさないためにカフェイン入りのCCDワンセコンド ライチ味を多めにチョイス。
サドルバッグには携帯工具、予備チューブ、アンプルピン、クイックリング、マジックレバーツール、IRCファーストリスポーン、タイヤブート
シートポストにIRCファーストリスポーン、予備チューブを養生テープにて固定します。
パンクによる走行不能はどうしても回避したかったのでタイヤブート、ファーストリスポーン×2、チューブ×2で万全です。
ここまでMTBが並ぶと圧巻ですね!
スタート位置の場所取り後、トイレ渋滞がすごいようなので位置取り合戦をよそに早めにトイレを済ませました。のんびり準備をし後方気味に位置取り。
時刻は6:00を迎え、いざスタートです!
スタート後はパレード走行。道幅が狭くなり左に折れいざ未舗装路区間に突入です!(この頃はまだワクワク)
無理せず楽せず淡々とペースで刻んでいきます。ログを確認したら30分以上登りっぱなしでした(汗)
いよいよ下り。懸念していた通りバンバン抜かされていきます。岩にヒットしないように慎重に下ります。慣れないMTBの乗車姿勢、2Lのハイドレーションを含むバックパックの重みに早くも腰(背筋)が張ってきました。
再び登り。後続の方に「チューブ落ちそう!」と教えていただき見るとテープがはがれかけてました。乗車したまま外し、とりあえずジャージにイン。トラブルは続くもので、サドルバッグが振動で落ちかけていたのでストップ。チューブとサドルバッグを急いでバッグに押し込み再スタート。背中が重い・・・
ビビりながら下り、登りで抜かされた人をパスする走りをつづけ第一チェックポイント到着。ボトルの水を補給します。
この時点で2時間14分経過。このままいけば5時間台でゴールできそうなタイム。
コース的にも序盤でかなり登ってきたのでここからは短いアップダウンを繰り返します。ようやくリズムがつかめてきて順調に進みます。比較的平坦な湖の周回で半分の50km通過。気温も高く、ガイガーリグで頭や脚に水をかけて冷やしたりしながらリラックス。
第二チェックポイントでもボトルに水を補給。
悲劇はここから始まります。徐々に蓄積した腰の疲労が爆発し、まったく踏めなくなってしまいました。ロードであればなんとか誤魔化しが効くものですが、路面のギャップをいなしながらトラクションをかけていくオフロードでは突き上げをいなせず進みません。登りはギアを46tで登っていきます。しかし本当の地獄は下り。登りではその軽さに助けられていたものの、減衰機能がないLaufは路面追従性ではどうしても通常のサスペンションフォークに劣ってしまいます。序盤は何ともなかったですが、スキルのなさ&疲労のせいでまるで拷問のようです・・・
満身創痍で第三チェックポイント到着。水を補給し、パワーバーをいただきました。
第三チェックポイントにて唯一撮った写真です(笑)
最後の登り、急坂にもなんとか耐え、”山頂っぽい雰囲気なのに終わらない詐欺”に何回か騙され心が折れそうになりましたが、ふと空を見上げると広がる壮大な景色!
長時間の辛さに忘れかけていましたが、普段体験できないような大自然のど真ん中にいることを再度実感しました。
天然エイドステーションでキンキンに冷えた水を頭からかぶり気合を入れなおしていざ最後の下りへ。
少しずつガレ場もなくなっていき、下りを楽しみます。あれほど辛かった下りも不思議と楽しく感じました。
記録は6時間8分50秒でした。次回は目標5時間台ですね。
機材面でノートラブル、ノーパンクだったのは良かった点。
低回転高トルクになりがちなMTBにおいてムラなくパワーを伝達できるRIDEA 非真円チェーンリング「POWERING」、駆動効率軽減を図ったビッグプーリーは効果絶大でした!
今回、準備に関してはうまくいったのではないかと思います。
フィジカルの弱さではありますが、重たいバックパックに負け腰が痛くなってしまったので、次回の目標はいかに荷物をコンパクトに収められるかですね。
その前に速く下るテクニックが必要だったりもしますが(笑)
走り終わった後は(というより後半ずっと)”二度とやりたくない”そう思いましたが、またこの場所に戻ってくるような気がします。そんな惹きつける魅力がSDA王滝には詰まっていますね。言葉ではうまく説明できませんが、このイベントに毎年多くのライダーが集まる理由が分かりました。