Tyrell"FCX" 7thロット期間限定受注!どんなバイク?
Tyrell"FCX" 7thロットが受注開始となりました!

ということで、Tyrellピックアップブログ第二弾は期間限定で受注開始したMade in 讃岐 "FCX"のご紹介となります。もっと紹介したいモデルはあるんですが、期間限定モデルがきてしまったとなれば先に紹介するしかありません!

ということで、Tyrellピックアップブログ第二弾は期間限定で受注開始したMade in 讃岐 "FCX"のご紹介となります。もっと紹介したいモデルはあるんですが、期間限定モデルがきてしまったとなれば先に紹介するしかありません!
第一弾でも書きましたが、弊社のTyrellピックアップブログを見るのは今回が初めてという方向けに、
Tyrellってどんなブランド?

Tyrellはうどん県で有名な香川県さぬき市で生まれた自転車ブランドです。
「自分が欲しいと思える自転車を自分で生み出したい。」そんな思いから設計・開発された独自の「スラントデザインフレーム」は折り畳み自転車からチタンフレームを採用したミニベロ、自社工場で製造・加工して組上げるMade in 讃岐モデルまで幅広く展開しているブランドとなっています。
Tyrellってどんなブランド?

Tyrellはうどん県で有名な香川県さぬき市で生まれた自転車ブランドです。
「自分が欲しいと思える自転車を自分で生み出したい。」そんな思いから設計・開発された独自の「スラントデザインフレーム」は折り畳み自転車からチタンフレームを採用したミニベロ、自社工場で製造・加工して組上げるMade in 讃岐モデルまで幅広く展開しているブランドとなっています。
FCXってどんなバイク?

Tyrellには様々なモデルがありますが、唯一「Made in 讃岐」として展開されておりフォールディングバイクとして生み出されたのが"FCX"です。"FCX"は速さを求めたバイクではありません。乗り手がバイクとの対話を楽しめるように磨き上げられたバイクになります。
そんなFCXを今回は徹底分析、拘りポイントをご紹介していきたいと思います。

Tyrellには様々なモデルがありますが、唯一「Made in 讃岐」として展開されておりフォールディングバイクとして生み出されたのが"FCX"です。"FCX"は速さを求めたバイクではありません。乗り手がバイクとの対話を楽しめるように磨き上げられたバイクになります。
そんなFCXを今回は徹底分析、拘りポイントをご紹介していきたいと思います。
・スラントデザインフレーム

なんと言ってもTyrellの代名詞となっているスラントデザインフレームは外せません。詳しいお話はまた改めてピックアップして記事一つにしたいと思います。
小径車が苦手としやすいフレームの縦・横・捩りの剛性、それらに伴う重心の高さといった要素を払拭する機能性を持ちながら、「一目でそれとわかる特徴的なルックス」を持っている、それがTyrellのスラントデザインフレームです。上の画像でいえば赤い線の部分が縦方向に作用する三角形、青い線の部分が横方向に作用する三角形となっています。

こちらの画像(※ FCXではありません)では黄色い線が従来からあるダイヤモンドフレームのパイプの位置、Tyrellのスラントデザインフレームではもっと低い位置にパイプを配して低重心になっています。さらにFCXではサイズ毎のフィーリングを損なうことなく見た目のカッコ良さも求めて、フロントフレームの三角形(フレーム形状)のバランスまで拘り設計されています。

なんと言ってもTyrellの代名詞となっているスラントデザインフレームは外せません。詳しいお話はまた改めてピックアップして記事一つにしたいと思います。
小径車が苦手としやすいフレームの縦・横・捩りの剛性、それらに伴う重心の高さといった要素を払拭する機能性を持ちながら、「一目でそれとわかる特徴的なルックス」を持っている、それがTyrellのスラントデザインフレームです。上の画像でいえば赤い線の部分が縦方向に作用する三角形、青い線の部分が横方向に作用する三角形となっています。

こちらの画像(※ FCXではありません)では黄色い線が従来からあるダイヤモンドフレームのパイプの位置、Tyrellのスラントデザインフレームではもっと低い位置にパイプを配して低重心になっています。さらにFCXではサイズ毎のフィーリングを損なうことなく見た目のカッコ良さも求めて、フロントフレームの三角形(フレーム形状)のバランスまで拘り設計されています。
・451(20inch)ホイール
Tyrellは折り畳み時の大きさを考慮して、20inchサイズでもETRTOで少し小径となる406規格のホイールを採用しています。ところがFCXは折り畳み時の大きさを他のモデルと同程度に抑えながらも、406規格より大径となる451規格ホイールを採用しています。
こちらの画像は左が451規格のホイール、右が406規格のホイールになります。406規格よりもETRTOで少し大径となる451規格であれば、よりスポーティで高い走行性能を期待できます。FCXは様々な工夫により、451規格を採用しても折り畳みサイズが同ブランドの他モデルと変わらないサイズを実現しました。
参考までに、どちらもドロップハンドルでの折り畳みサイズです。
FCX(MSサイズ):H770×W870×D320(mm)
FSX・FXα:H790×W880×D350(mm)
Tyrellは折り畳み時の大きさを考慮して、20inchサイズでもETRTOで少し小径となる406規格のホイールを採用しています。ところがFCXは折り畳み時の大きさを他のモデルと同程度に抑えながらも、406規格より大径となる451規格ホイールを採用しています。

こちらの画像は左が451規格のホイール、右が406規格のホイールになります。406規格よりもETRTOで少し大径となる451規格であれば、よりスポーティで高い走行性能を期待できます。FCXは様々な工夫により、451規格を採用しても折り畳みサイズが同ブランドの他モデルと変わらないサイズを実現しました。
参考までに、どちらもドロップハンドルでの折り畳みサイズです。
FCX(MSサイズ):H770×W870×D320(mm)
FSX・FXα:H790×W880×D350(mm)
・クロモリフレーム
「FCXは速さを求めたバイクではありません。乗り手がバイクとの対話を楽しめるように磨き上げられたバイクになります。」この考えが根幹にあるからこそ、FCXでは"しなり"を感じられるクロモリスチールを採用しています。
さらにこのフレームは自社工場内で加工・溶接しているため、折り畳み時に連結するシートステー連結部において、パーツクリアランスの最適化(量産できる範囲で高い精度)が実現できました。高い精度の大径シャフト(12.0mm)で連結部を固定することで、従来(他モデル)とは比較にならない高い結合力になりライドフィールに寄与してくれています。
「FCXは速さを求めたバイクではありません。乗り手がバイクとの対話を楽しめるように磨き上げられたバイクになります。」この考えが根幹にあるからこそ、FCXでは"しなり"を感じられるクロモリスチールを採用しています。
さらにこのフレームは自社工場内で加工・溶接しているため、折り畳み時に連結するシートステー連結部において、パーツクリアランスの最適化(量産できる範囲で高い精度)が実現できました。高い精度の大径シャフト(12.0mm)で連結部を固定することで、従来(他モデル)とは比較にならない高い結合力になりライドフィールに寄与してくれています。
・3サイズ展開
小径車でもサイズ展開を行っているブランドはそうありません。Tyrellは自社工場で製造しているからこそ、高い精度を維持しながら小径車でも下記3サイズの展開が可能となっています。
XS(適合身長145〜165cm、体重85kg以下)
MS(適合身長160〜175cm、体重85kg以下)
ML(適合身長170〜185cm、体重85kg以下)
小径車でもサイズ展開を行っているブランドはそうありません。Tyrellは自社工場で製造しているからこそ、高い精度を維持しながら小径車でも下記3サイズの展開が可能となっています。
XS(適合身長145〜165cm、体重85kg以下)
MS(適合身長160〜175cm、体重85kg以下)
ML(適合身長170〜185cm、体重85kg以下)
・各種台座加工の指定

販売店様にて専用のオーダーシートをお使いいただくことで、上の画像で緑印を付けた箇所(前後フェンダー台座・ダウンチューブアクセサリー台座・トップチューブボトル台座・SSブースタープレート台座・サイドスタンド台座など)の各種台座の要・不要が選択可能となっています。

販売店様にて専用のオーダーシートをお使いいただくことで、上の画像で緑印を付けた箇所(前後フェンダー台座・ダウンチューブアクセサリー台座・トップチューブボトル台座・SSブースタープレート台座・サイドスタンド台座など)の各種台座の要・不要が選択可能となっています。
・カラーオーダー
Tyrellのカラーといえば、信頼のカドワキコーティングです。
長年のパートナーであるカドワキコーティングの協力のもと定番2カラーに加え、カラーオーダーシステムも用意されています。過去にカラーオーダーに関してまとめているニュース記事があるので是非ご覧ください。
【Tyrell】カラーオーダーシステムが一新されました! | ニュース|ミズタニ自転車株式会社
Tyrellのカラーといえば、信頼のカドワキコーティングです。
長年のパートナーであるカドワキコーティングの協力のもと定番2カラーに加え、カラーオーダーシステムも用意されています。過去にカラーオーダーに関してまとめているニュース記事があるので是非ご覧ください。
【Tyrell】カラーオーダーシステムが一新されました! | ニュース|ミズタニ自転車株式会社
・完全自社生産のフルカーボンフロントフォーク
これの何が拘りポイントなのかというと、身も蓋も無いんですが言葉の通りそのまんまなんです。
FCXのフロントフォークも同ブランドの他のモデルと同様に折り畳みできる構造になっているため、どうしても負担がかかる箇所になります。ですが、そこをフルカーボンで作ってしまいました。それも製品として理想を追い求めるあまり、完全に外注せず自社生産しているのです。
さて、どうやってこのフルカーボンフロントフォークを作っているのかというと。

Tyrellにはカーボン製品を成形するために使うこんなオートクレーブ窯が2基あります。オートクレーブ窯とは簡単に言えば圧力窯です。

こんな感じで、あらかじめ作ってある型にカーボンシート(プリプレグ)貼り付けていき、先ほどの窯でぎゅっと圧をかけて(押し付けて)成形して作られています。ファクトリーの一角に置けるサイズなので大量生産には向きません。熱する温度、熱する時間、かける圧力、冷やす時間、そういった要素を細かく設定して高品質なフルカーボンフロントフォークが生み出されます。このフロントフォークは、FCXに求められた「乗り手がバイクとの対話を楽しめるように磨き上げられたバイク」の重要な要素となっています。
これの何が拘りポイントなのかというと、身も蓋も無いんですが言葉の通りそのまんまなんです。
FCXのフロントフォークも同ブランドの他のモデルと同様に折り畳みできる構造になっているため、どうしても負担がかかる箇所になります。ですが、そこをフルカーボンで作ってしまいました。それも製品として理想を追い求めるあまり、完全に外注せず自社生産しているのです。
さて、どうやってこのフルカーボンフロントフォークを作っているのかというと。

Tyrellにはカーボン製品を成形するために使うこんなオートクレーブ窯が2基あります。オートクレーブ窯とは簡単に言えば圧力窯です。

こんな感じで、あらかじめ作ってある型にカーボンシート(プリプレグ)貼り付けていき、先ほどの窯でぎゅっと圧をかけて(押し付けて)成形して作られています。ファクトリーの一角に置けるサイズなので大量生産には向きません。熱する温度、熱する時間、かける圧力、冷やす時間、そういった要素を細かく設定して高品質なフルカーボンフロントフォークが生み出されます。このフロントフォークは、FCXに求められた「乗り手がバイクとの対話を楽しめるように磨き上げられたバイク」の重要な要素となっています。
・ハンドル部のターン機構
FCXのハンドル・ステムの折り畳みは工具を使い締め緩めの作業を行います。ステム下のコラム部にあるレバー状のもの、これがその際に使う工具になっています。




ハンドルもステムも汎用品を使いつつハンドルをターンさせることにより、省スペース化することができます。さらにこの工具は後述のリアバック接合部にも使えるよう汎用性をもたせてあります。
FCXのハンドル・ステムの折り畳みは工具を使い締め緩めの作業を行います。ステム下のコラム部にあるレバー状のもの、これがその際に使う工具になっています。




ハンドルもステムも汎用品を使いつつハンドルをターンさせることにより、省スペース化することができます。さらにこの工具は後述のリアバック接合部にも使えるよう汎用性をもたせてあります。
・リアバック接合部
「自転車とシンクロする喜びを…」それを実現するために必要なのがフレームの"しなり"と"反発力"です。フォールティングバイクは折り畳み部分が多く存在することから、単に"しなり"をもたせるだけでは折り畳み部分の剛性不足により"反発力"を吸収してしまうか、あるいはギクシャクした動きになりかねない問題が起きてしまいます。

こういった問題点を解消するために、FCXでは折り畳み時の各接合部の固定力を大幅にアップさせるべく、パーツクリアランスの最適化と、スキュアーを使用する12.0mm大径シャフトの固定方式を採用しました。ここで使うスキュアーが先述したコラム部にあったレバー状の工具になります。これにより接合部に起因する問題を解消し、フレームがもつ"しなり"を活かせるようなっています。
「自転車とシンクロする喜びを…」それを実現するために必要なのがフレームの"しなり"と"反発力"です。フォールティングバイクは折り畳み部分が多く存在することから、単に"しなり"をもたせるだけでは折り畳み部分の剛性不足により"反発力"を吸収してしまうか、あるいはギクシャクした動きになりかねない問題が起きてしまいます。

こういった問題点を解消するために、FCXでは折り畳み時の各接合部の固定力を大幅にアップさせるべく、パーツクリアランスの最適化と、スキュアーを使用する12.0mm大径シャフトの固定方式を採用しました。ここで使うスキュアーが先述したコラム部にあったレバー状の工具になります。これにより接合部に起因する問題を解消し、フレームがもつ"しなり"を活かせるようなっています。
・チェーンステー下のブレーキ
通常のダイヤモンド形状のフレーム(リムブレーキ仕様)では、シートステーの上部にブレーキキャリパーが付いていることがほとんどです。同じようにFCXでもブレーキキャリパーを取り付けようとすると、先述のリアバック接合部に近くなってしまい、ブレーキケーブルの取り回しを含め折り畳み機構にも影響を及ぼしてしまいます。

そこでFCXはシートチューブと後輪との間のスペース、チェーンステー下側に取り付するように設計し、折り畳み機構にも影響を及ぼさないようにしています。
通常のダイヤモンド形状のフレーム(リムブレーキ仕様)では、シートステーの上部にブレーキキャリパーが付いていることがほとんどです。同じようにFCXでもブレーキキャリパーを取り付けようとすると、先述のリアバック接合部に近くなってしまい、ブレーキケーブルの取り回しを含め折り畳み機構にも影響を及ぼしてしまいます。

そこでFCXはシートチューブと後輪との間のスペース、チェーンステー下側に取り付するように設計し、折り畳み機構にも影響を及ぼさないようにしています。
・FCからのチェーン落ち防止
チェーンリングからチェーンが外れてしまい手間取ってしまったことはありませんか?

FCXを含めTyrellのフロント 2速モデルでは簡単にチェーン落ちしないよう、落下防止のアダプターがアッセンブルされています。
チェーンリングからチェーンが外れてしまい手間取ってしまったことはありませんか?

FCXを含めTyrellのフロント 2速モデルでは簡単にチェーン落ちしないよう、落下防止のアダプターがアッセンブルされています。
・FCX Stores
最後になりますが、フレーム・フォークともに香川県の自社工場で生産される特別な1台だからこそ、FCXをお取扱いいただける特別な販売店「FCX Stores」を設定しています。FCXに興味を持っていただけましたら是非お近くの「FCX Stores」までご相談ください。
最後になりますが、フレーム・フォークともに香川県の自社工場で生産される特別な1台だからこそ、FCXをお取扱いいただける特別な販売店「FCX Stores」を設定しています。FCXに興味を持っていただけましたら是非お近くの「FCX Stores」までご相談ください。
・FCX 7thロットご注文概要については下記の通りとなっております。
- 受注期間:2025年1月24日(金)10時 ~ 3月31日(月)正午
- 受注台数:40台(受注台数上限に達し次第受注を締め切ります)
- 受注対象店舗:FCX Storesのみ
- 納期:2025年9月予定

皆様のご注文をお待ちしております!

FCXに限らず、Tyrellのモデルを気になられた方はお近くのTyrell取扱い販売店様までお問い合わせください。
他のモデルもまた徹底分析してご紹介していきたいと思います♪
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