シクロクロス世界選手権 2021

2021.02.02

シクロクロス世界選手権 2021

ベルギーの最西端の街オーステンデを舞台に開催されました2021年シクロクロス世界選手権。

元々はベルギー最大の港町でしたが、現在は人気のリゾート地のようです。

例年の世界選手権では数万人の観客が来ており、極寒の中でビールとポテトを食べながら熱烈な応援も見どころですが、現在のコロナウィルス感染拡大で入場制限もあり、例年とは違った雰囲気でした。

テクニック・パワー・スピードを必要とする休みどころのない世界選手権。

ダイナミックでタフなコースはアルカンシェルを決めるのに相応しいコースレイアウトです。

海岸の深いサンドセクション。

競馬場の中の草地はテクニカルなアップダウンコース。

そして、全長135m、高さ8m、傾斜21%の超巨大フライオーバー。

RIDLEYがシクロクロスをサポートしているPauwels Sauzen - Bingoal(パウェルス サウゼン・ビンゴール)の選手10名もベルギーとオランダの代表として10名が各カテゴリーに出場しました。

 

【エリート 男子】

15ヵ国、44名の選手が出場する中、パウェルス サウゼン・ビンゴールから3選手が出場しました。

最有力優勝候補はディフェンディングチャンピオンのマチュー・ファンデルプール(オランダ)、そしてシクロクロスとロードレースとマルチプレイヤーの活躍を見せるワウト・ファンアールト(ベルギー)の2選手。

スタートから2名の勢いは群を抜いており一気に先頭に立ち他の選手を寄せ付けない走り、セカンドパックで追走するパウェルス サウゼン・ビンゴールのエリ・イゼルビット、マイケル・ファントーレンハウト、ローレンス・スウィーク。

2周目のサンドセクションでワウト・ファンアールトが抜け出し独走開始、マチュー・ファンデルプールが追走するも競馬場の深い轍にタイヤを取られ激しくクラッシュ。このままワウト・ファンアールトが行くか?と思われましたが、3周目にワウト・ファンアールトが痛恨のパンク。一気に差を詰め抜き去るマチュー・ファンデルプール。力強い走りでマチュー・ファンデルプールが3年連続4度目の世界チャンピオンを獲得。パウェルス サウゼン・ビンゴールの3選手もシングルリザルトの活躍でした。

1位:マチュー・ファンデルプール(オランダ)

2位:ワウト・ファンアールト(ベルギー)

3位:トーン・アールツ(ベルギー)

5位:ローレンス・スウィーク(ベルギー)

6位:マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー)

7位:エリ・イゼルビット(ベルギー)

 

 

【U23 男子】

11ヵ国、45名の選手が出場する中、パウェルス サウゼン・ビンゴールから4選手が出場しました。

スタートダッシュを決めたディフェンディングチャンピオンのライアン・カンプ(パウェルス サウゼン・ビンゴール)。

1周目終了時点で約10名のパックを形成。

3周目にピム・ロンハール(パウェルス サウゼン・ビンゴール)が抜け出し独走開始。ライア・カンプはサンドセクションで転倒し遅れるも復帰。

サンドセクションでのピム・ロンハールの乗車率は他の選手より高く安定した走りで世界チャンピオンを獲得。

1位:ピム・ロンハール(オランダ)

2位:ライアン・カンプ(オランダ)

3位:ティモ・キーリッヒ(ベルギー)

5位:トーン・ファンデルボッシュ(ベルギー)

7位:フェルディナンデ・アントン(ベルギー)

 

 

【エリート 女子】

14ヵ国、40名の選手が出場する中、パウェルス サウゼン・ビンゴールから2選手が出場しました。

スタートダッシュを決め第一コーナーに飛び込んだディフェンディングチャンピオンのセイリン・アルバラード(オランダ)。サンヌ・カント(ベルギー)も巻き込みながら転倒し優勝候補の2名がリズムを取り戻せず早くも先頭争いから離脱となってしまいました。

そして、期待していたラウラ・フェルドンショット(パウェルス サウゼン・ビンゴール)がサンドセクションで転倒し少しの間動けず先頭争いから離脱。

サンドセクションで抜け出したデニス・ベッツィマ(パウェルス サウゼン・ビンゴール)が独走。サンドセクションでの乗車率は他の選手よりも高かったのですが、ラン区間では他の選手が早く3周目には故障している膝に痛みが出て追走2名に吸収。

3名の勝負はファイナルラップで決まり、デニス・ベッツィマが3位でゴール。

1位:ルシンダ・ブラント(オランダ)

2位:アンマリー・ワースト(オランダ)

3位:デニス・ベッツィマ(オランダ)

26位:ラウラ・フェルドンショット(ベルギー)

 

 

【U23 女子】

14ヵ国、37名の選手が出場する中、パウェルス サウゼン・ビンゴールから1選手が出場しました。

スタートダッシュを決め第一コーナーを2番手で飛び込んだフェム・ファンエンペル(オランダ)。しかし、サンドセクションで転倒しチェーンが外れ4番手に後退。直ぐに先頭パックに復帰し、ファイナルラップのサンドセクションで抜け出し独走に持ち込んだU23初年度のフェム・ファンエンペルが世界チャンピオンを獲得。

1位:フェム・ファンエンペル(オランダ)

2位:アニック・アンファルフェン(オランダ)

3位:カータ・ヴァス(ハンガリー)

 

 

2021年シクロクロス世界選手権ではU23男子とU23女子の2つで世界チャンピオンを獲得しました。

RIDLEYい乗るパウェルス サウゼン・ビンゴールから10名が出場する中、9名がシングルリザルトを残しており良い結果を残せた世界選手権となりました。

RIDLEYとしてシクロクロスをサポート始めた2002年から数えること18回目の世界タイトルを獲得です。

 

今年のシクロクロス世界選手権ではオランダ勢が全カテゴリーで優勝しておりRIDLEY担当者は気になったので少し調べてみました。

まずは、トップ10に入った国別を計算すると・・・3ヵ国が複数名で6ヵ国は1名のみ。

オランダ:17名

ベルギー:13名

イギリス:4名

ハンガリー、イタリア、フランス、ドイツ、ルクセンブルク、アメリカは1名

 

トップ3の国別を計算すると・・・3ヵ国のみになってしまいました。

オランダ:8名

ベルギー:3名

ハンガリー:1名

 

こんな計算をしていると更に気になり、トップ10に入った選手のバイクを計算してみると・・・10ブランドが該当しRIDLEYが1番多かったです!!

RIDLEY:11名

STEVENS:8名

TREK:5名

SPECIALIZED:5名

CANYON:4名

Bianchi:2名

CUBE:2名

Cannondale:1名

Guerciotti:1名

GIANT:1名

 

国別と同じようにトップ3で計算すると・・・5ブランドのみになってしまい、こちらもRIDLEYが1番多かったです!!

RIDLEY:6名

STEVENS:3名

TREK:1名

CANYON:1名

Bianchi:1名

 

今年のシクロクロス世界選手権は新型コロナウィルスの感染拡大のため、ジュニアカテゴリーのレースはキャンセルとなってしまいました。次世代を背負う3年間しかないジュニア世代にとって、とても貴重な大会だったと思います。

また、日本をはじめ、他の国でも参加をキャンセルした国もありました。

1日でも早い収束を願うばかりです。

 


最新情報はRIDLEY JAPAN SNSをご覧下さい。

X(旧 Twitter):@ridley_jp

Instagram:@ridleyjapan

Facebook:@ridleyjapan

ブランド