第17回 Mt.富士ヒルクライム 2021参戦記
6月6日に開催されました日本最大規模を誇る人気のヒルクライムイベント、Mt.富士ヒルクライム。
例年ですと約1万人が参加する人気のヒルクライムイベントですが、昨年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で残念ながら中止となってしまいました。
そして、2年ぶりの開催となった今年は4,726人のサイクリストが富士山五合目を目指しスタートしました。
世界遺産、富士山の雄大な景色と三合目付近から徐々に景色が変わりはじめ、南アルプスの山々や自然を見渡しながらゴールとなる五合目まで走り抜ける気持ち良さは圧巻なのですが、残念ながら生憎の雨で景色は微妙でしたね。
RIDLEYスタッフも軽量オールラウンダー、Helium SLX Discで参加しました。
ヒルクライムイベントだけあって前日のサイクルエキスポ(試乗会)でもRIDLEYブースに来ていただいた方は軽さを求めHelium SLX Discを気にされている方が多かったです。
富士北麓公園をスタートし、富士スバルライン料金所手前から計測が開始され五合目に設置されたゴールまで全長24kmで計測されます。平均勾配5.2%(最大勾配7.8%)、標高差1,270mのコースは厳しすぎない勾配と道幅も広く走り甲斐があります。
富士山と聞くと過酷なレースだと思われがちですが、初心者の方でも楽しめるヒルクライムコースです。
前日の天気予報では朝から雨でしたが、私のスタート時には雨にさらされることなくスタートすることができました。
天気さえ良ければ富士山に映える鮮やかなブルーとオレンジのロゴ。今にも降ってきそうな天気に気分が重たかったのですが、Helium SLX Discの鮮やかなカラーリングがモチベーションを最高に高めてくれスタート。
富士スバルライン料金所手前の計測地点まで疲れないようにゆっくり登り、計測地点から加速してペースを上げました。
Helium SLX Discの軽やかな加速性能に加え、RIDLEYのバイクすべてにおけることですが、路面追従性が高く、加速してから速度を安定させることに無駄な力を使わないと感じました。
一合目までは距離も長く急勾配が続きましたが集中して二合目あたりまでテンポ良く走っていましたが、二合目付近の青木ヶ原樹海あたりで異変が!!
樹海の都市伝説である「コンパスがきかない」ではなく・・・足がキツイ!!
スタートからギアを重くして踏みすぎたようです。
Helium SLX Discの剛性の高いフレームで、普段より重いギアで踏み込みすぎると、フレームからの反発により足が疲れてしまいました。
おそらくアドレナリンが出てしまって重いギアでオーバーペースになってしまっていたのが原因です・・・
ペースダウンし、周りの方を目標にペースを立て直すことに集中しました。
四合目付近で雨が降ってきてしまいましたが、ゴールまであと少し。
ここまで来るとアドレナリン全開で寒さも感じませんね。
同じペースで走っていた他の参加者の方達と阿吽の呼吸でゴールまで一緒に向かいゴール。
雨が降りしきる過酷なコンディションの中、無事に完走することができました。
天気が悪く広大な山々を頂上で拝めることはできませんでしたが、「富士山を自転車で登った」という満足感で胸がいっぱいになりました。
しかし、下りは悪天候で寒く過酷でしたね。
防寒着不足もあり寒さで指先の動きが悪くなってしまいましたが、ディスクブレーキでの下りは、天候に左右されることなくブレーキが効き安心して下ってくることができました。
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