パナレーサー グラベルキング新作モデル X1使ってみました!

人気のグラベルタイヤ "パナレーサーのグラベルキング"が今年3月新しくリニューアルされました!!

パナレーサー様のグラベルキング紹介ページはこちら↓
Panaracer Corporation パナレーサー株式会社

今回、私は新たに加わったトレッドパターン "X1"を購入してみました!サイズは700×40Cです。
◆パナレーサー グラベルキングX1 700×40C サイド茶カラー 重量480g
 
※こちらの画像はパナレーサーさまホームページからm(__)m


新生 "グラベルキング" 外箱も一新されて全く新しい雰囲気になりましたね。

今回はせっかくなのでシーラントもパナレーサーで揃えてみました。
シーラントもグラベルキングと同時期にリニューアルされ、シールスマートEXと名前が変わりました。また、液体自体もメーカーカラーのパープルになっています。

もちろん変更したのは名前だけではなく、シーラント自体が乾きにくくなったことと、パナレーサーのシーラントの大きな特徴のクルミの殻のサイズをより小さくすることでバルブ詰まりがしにくくなりました。
120mlにはバルブから直接入れやすいようにホースが付属しています。実際使用してみるとこの簡易ホースが非常に便利で、こぼれることなくタイヤ内に注入できました。

本題のタイヤのほうに移りましょう。気になるX1のパターンはこのような感じ↓↓
ノブの高さは簡単に言えばグラベルキングSSとSKの中間のポジションでしょうか。
センターノブは高さを抑えてグリップ感を持たせながら直進性を損なわないトレッドに。サイドノブはセンターより高く、未舗装路でのコーナーでのグリップ力が上がっています。

変わったのはトレッドパターンだけではありません!
ビード部分も見直しており、よりビードが上げやすくなっています。もちろんリムとの相性はありますが私の場合は前後ともに簡単にあがり、ビードが上がりやすくなっているなと実感できました。
またエアの保持も以前に比べて高くなっているように感じました。実際に装着してから3日ほど経っても全く空気は減っていませんでした。

実際に舗装路、未舗装路ともに走ってみました!
タイヤは空気圧が大切なポイントになります。細かく空気圧を変えながら走ってみました。!


<舗装路>

700×40Cと太めなタイヤではありますが、想像していたよりかなり走るなぁという第一印象でした。漕ぎ出しはやはりサイズと重量の面で重く感じますが、スピードに乗るとスゥーと走ってくれました。
チューブレスレディで走りに直結する大事な空気圧はこれまたパナレーサーのエアゲージチェッカーを使用して3パターンで試してみました。ちなみに筆者は体重58㎏です。
4.0気圧
このタイヤの規定のMAX値の4.0気圧。ロードのタイヤに似たような感覚でしっかりと進んでくれますが、チューブレスレディタイヤ特有の走り心地を感じることが少なく、地面からの振動、突き上げを感じました。
2.3気圧
さすがに4.0気圧は高すぎたので半分近く落としました。前述では感じなかった乗り心地の良さを体感できるとともに、直進性は損なわれず私の体重では舗装路の場面ではベストに近い空気圧だと感じました。
1.5気圧
未舗装路で試した空気圧をそのまま舗装路でも試しています。結果は分かってはいましたが、だぼったい感じ、引っ張られるような感覚で流石にこの気圧では舗装路は厳しいと正直感じました。


<未舗装路>
2.5気圧
私の体重でこの空気圧だと未舗装路で跳ねる感じが拭えませんでした。直進性は悪くないですがちょっとしたコーナーは滑る感じがありました。
2.3気圧
少し空気圧を落としてみます。先程よりは跳ねる、滑る感じは少し減りましたが私自身に技術がないのでまだこの空気圧ではコーナーは怖いなと感じました。
1.8気圧
1気圧台に。未舗装路で試したなかの空気圧の中では一番バランスが取れていると感じました。普段のタイヤであれば1気圧台は早々試すことはありませんが、40Cという太いタイヤならではの空気圧だと感じました。
1.5気圧
折角なのでいろいろ試してみます。さらに空気圧を下げてみると個人的には未舗装路では1.5気圧が体重、走行テクニックを掛け合わせたときに一番適しているなと感じました。実際に一番スピードに乗れたのはこの気圧でした。
個人的に未舗装路では地面とタイヤが噛む「じゃり」という音を走りながら聞くのが心地よく、それが一番体感できたのも大きな要因でした。
今回のグラベルキングのモットーでもあるパナレーサーさんのコンセプトでもある「砂利砂利(じゃりじゃり)行こうぜ!」というのが体感できました。



様々な空気圧で試しましたが100%の正解というのはなく、タイヤのサイズ、乗り手の体重、テクニック、路面の状況等々で変わってきます。
たった0.1気圧変えるだけで走りの感覚が変わるのがオフロードの面白いところなのでみなさんも固定概念に捉われず色々試してみてください!新しい発見ができると思いますよ!

前作はグラベルキングSS、SK、無印と三種類使用してきましたが、今回リニューアルになったグラベルキングシリーズはかなり走ってくれるなという印象です。
X1の出来もよく、多くの方に安心してグラベルを走れるのではないでしょうか?X1だけでもサイズ等様々ありますのでシチュエーションに合わせてえらんでみてください!


パナレーサー グラベルキング X1の製品ページより Panaracer Corporation パナレーサー株式会社

好評発売中です。是非お試しください!
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