SMPのコンセプトを踏襲した 新世代フラットサドル "F・VTシリーズ"
SELLE SMPといえば『凹凸のある特徴的な形状のサドルブランド』と思い浮かべる人が多いと思います。
その特徴的な形状は人間工学に基づき設計されており、これまでのサドルの概念であった坐骨をパッドに据えて座るという考え方を根底から覆し、お尻が面で当たることにより、上体荷重を効果的に分散するエルゴノミック・デザインになっています。
その特徴的な形状はイタリアでパテント(特許)を申請・取得しているほどです。
SMPのブランドページに紹介していますので、是非ご覧ください。
SELLE SMP セッレエスエムピー 日本オフィシャルWEBサイト|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
さて、そのSMPサドルにFシリーズとVTシリーズと呼ばれる"フラットな形状のサドル"が登場しました。
今までのその特徴的な形状は
「一度ハマるとこのサドル以外使用できない」とよく言われるほど、リピートが多いサドルとしても評価されているのですが、人間一人ひとり骨格が異なるようにどうしても形状に合わない方もいらっしゃいます。
またサドルセッティングにコツがあったり、前後移動が一般的なサドルに比べてしにくいと感じる方もおり、
※イベント会場などで試乗をしていると、サドルセッティングなどのアドバイスをしても約1割の方が座れないという方がいらっしゃる印象です)
FシリーズとVTシリーズの登場で従来の形状が合わなかった方もSMPデザインの恩恵を受けることが可能になりました。
Bardiani CSF FaizanèというイタリアのプロチームがSMPサドルを使用しており、これらFシリーズはサポートしているチームや選手からも選択肢が広がり好評を得ています。
そのFシリーズ(VTシリーズ)の紹介を改めて行いたいと思います。
1.SMPサドルのコンセプトを踏襲
凹凸の形状が失われたFシリーズ(VTシリーズ)ですが、SMPのコンセプトは踏襲としています。
特徴的な中心の穴は会陰部や前立腺への圧迫を抑え、しびれや痛みを和らげます。
サドル前部にまで広げられた穴(SMPのパテントの1つです)は通気性を向上させ、熱によるパワーダウンも防ぎます。
また先端の"EAGLE BEAK TIP"と呼ばれる形状は、最前部に座った際でも圧迫を抑える役割があります。
サドルレールに関して、他のモデルと同様に『中空ステンレス鋼を左右を繋げたワンピース成型』で耐久性、衝撃吸収性を両立。
他のメーカーのサドルと比較してもレールが長く、前後の調整範囲が大きくとれるのもSMPサドルの特徴の一つです。
SPECで表れないサドルの特徴があります。
それはくびれがあること!
他社のサドルよりも前部が細く、中心辺りがくびれて細めになっています。
これは太ももの上下をしやすくし、ペダリング時に動きを防がないようになっています。
凹凸のある形状のサドルでも同様の形状になっていて、ペダリングしやすいという感覚を私も感じていたのですが、FシリーズやVTシリーズにも受け継がれています。
■各モデルの簡単な概要
(Fシリーズ 各モデルの縦×横)
※VTシリーズも準じますがパットがある分だけ少し大きめです
F30:295 x 149mm
F30C:249 x 150mm
F20:277 x 135mm
F20C:250 x 134mm
Fシリーズ(イタリア製のカーボン強化ナイロン12ベースに、天然皮革やマイクロファイバーを縫って貼り付けた高級モデル)
・F30(SMPのコンセプトを踏襲した新世代フラットサドル)
F30|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
・F30C(F30のショートノーズモデル ※全長が短いモデル)
F30C|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
・F20(F30に比べて細身にしたモデル)
F20|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
・F20C(F20のショートノーズモデル ※全長が短いモデル)
F20C|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
VTシリーズ (接着剤や固定具を使わずに、一体成型で製作することによってコストパフォーマンスを向上させたモデル)
・VT30(F30と同設計にしたSMPのコンセプトを踏襲した新世代フラットサドル)
VT30|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
・VT30C(VT30のショートノーズモデル ※全長が短いモデル)
VT30C|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
・VT20(VT30を細身にしたモデル)
VT20|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
・VT20C(VT20をショートノーズ化したモデル)
VT20C|SELLE SMP(セッレエスエムピー)|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)
座面がフラット形状なモデルは、FシリーズとVTシリーズと大きく分けて2つに分類されます。
Fシリーズはイタリア製のカーボン強化ナイロン12ベースに、天然皮革やマイクロファイバーを縫って貼り付けた高級モデル
VTシリーズは接着剤や固定具を使わずに、一体成型で製作することによってコストパフォーマンスを向上させたモデルです。
初めてSMPサドルを導入する際に、おススメのコストパフォーマンスに優れたサドル "HELL"は後者に入ります。
またここ数年で流行を見せる、ショートノーズ(全長が短いモデル)もラインナップにあります。
いわゆる前乗りでも骨盤が安定するサドルとして、トライアスロンやタイムトライアルバイクでの使用率が高かったモデルですが、通常のサドルではUCI規定のレース出場するとサドル後退量で規則違反となってしまうポジションでも、
ショートノーズサドルを使用することで、レースに出場可能になることで、ロードバイクにも普及し始めました。
(背の低い方でも無理なくポジションが取れるようになるサドルです)
■まとめ
・身体に合わずSMPサドルをあきらめていた人
・サドル上でお尻を前後移動をしたいなど、の理由でSMPサドルの選択肢がなかった人
に是非、お勧めしたいFシリーズ、VTシリーズのサドルは、他社と同じようなフラットサドルのように見えても
SMPの特徴が詰まった特別なサドルです!
またVTシリーズは他社のサドルと比較してもほぼ同価格帯に収まっており、SMPサドルを初めて使用する方にぜひ検討して頂きたいモデルです。
お試しいただける貸出サドルも用意していますので、「試してみたい!」という方は販売店様でご用命ください。
SELLE SMPのブランドページはこちら↓
SELLE SMP セッレエスエムピー 日本オフィシャルWEBサイト|ミズタニ自転車株式会社 (mizutanibike.co.jp)