【SHIMANO】グラベルコンポーネント GRXの特徴!!
シマノから新しいコンポーネント「GRX」が発表になりました。
新たに生まれた、SHIMANO『GRX』は、グラベルライディング用に設計され、
砂利や泥の多い荒れた路面に最適化した設計により、快適でストレスフリーなライディングを楽しめます。
■グレードは以下の3種類。
(更に変速段数や、機械式・Di2の選択肢もあるので、少し複雑です…。
・RX810シリーズ(DI2)
→2×11スピード
→1×11スピード
・RX810シリーズ(機械式)
→2×11スピード
→1×11スピード
・RX600シリーズ
→2×11スピード
→1×11スピード
・RX400シリーズ
→2×10スピード
嬉しいことに既存のコンポーネントと一部互換性があります。
・RX810、600シリーズ→既存ロード11Sと互換あり
・RX400シリーズ⇔4700ティアグラ系
ただし太いタイヤを履かせるために、FDとFCが外側にオフセットしており、
そのためチェーンラインが異なりますので、GRXのクランクセットを使用するためには、GRXのフロントディレーラーが必要です。
RDは40-42T対応の場合はシングルのみ、ダブルの場合はキャパシティなどなど…も考えなければなりませんので、
詳しくは販売店さんにご確認、ご相談下さいね。
さて、個別に製品をチェックしていきます。
弊社の試乗車 NINER RLT9に「GRX 600シリーズ」を組み込んでいます。
その600シリーズを中心にお送り致します。
※その紹介記事はこちら↓
2019.06.20【NINER】RLT9をSHIMANO GRXで組んでみました!
■ST-RX600
(ST-R7000 105との比較)
レバー形状が外側へ大きく張り出し、またブラケット部に手を置いている時に手をかけやすい形状となってます。
ブラケットカバーもより滑りにくい物へ。
(↑RX600 ↓RX810)
不安定な路面を走ることが多い、グラベルバイク用コンポーネントならではの進化を遂げています。
マットな感じのカラーも目新しいですね!
■BL-RX600
フロントシングル用に新たに開発された、変速機構を省いたブレーキレバー。
変速レバーがないのが分かりますか?
ちなみに落車や転倒時に破損しにくいように、多少内側へ動くように設計されています。
今私が乗っているシクロクロス車がフロントシングルですが、
メンテナンスも楽ですし、変速操作もシンプルになるので、ライディングに集中出来る気がします。
ちなみに本場アメリカではアップダウンも激しく、長距離を走るためにフロントダブルへまた戻りつつあるのだとか?
■RD-RX812
張り出しが少なく、倒したときのダメージも少ないシャドーディレーラー。
特徴は何といっても、新たに名付けられたRDケージの長さ「WIDEタイプ」が設定されたこと。
最大スプロケットは40T/42Tに対応します。
■FC-RX600-11-1
フロントシングル仕様は歯先の形状に凹凸を設けて、チェーンと密接にすることによって、チェーン落ちを防いでいます。
新たにデザインを起こされたクランクは、目新しいマットな感じ。
シンプルで落ち着いたデザインは、かなり惹かれますね!
■BR-RX400
フラットマウントという、MTBよりも小型のブレーキキャリパー規格を採用。
ちなみに810シリーズと600シリーズの違いについて、
GRXロゴの色が違う、また機能(フリーストローク調整、サーボウェーブ)が省略されていて、若干ですが重量も異なります。
(↑ RX810 ↓RX600)
(左 RX810 右 RX600)
クランクだと更に違いがてて、810はホローテック2ですが、600は2ピースクランクとなってます。(重量も約100gも違う)
(FC-RX600-11のクランク裏側 2ピースクランク)
※6/20現在まだRX810のクランクサンプルはまだ入ってきてないので、手元に来ましたら追記致します。
なので、おススメは810シリーズですね!
コンポーネントのアップグレード(グラベルロードやシクロクロス)の参考にどうぞ!