SDA王滝 100km走ってきました&装備紹介!

一昨年、昨年に引き続き、長野県王滝村にて開催されていますMTBマラソンレース「セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝」にブース出展&レース参加させていただきました!

 

日本では数少ないMTBマラソンレースであり、ワンウェイのコースレイアウトは、ここ王滝ならではの魅力です。

前日受付の様子。

 

SDA王滝は普段は立ち入ることのできない国有地を含む未舗装路がメインです。

もちろん周回コースではありませんし、スタッフさんがいるのは100km(42km,20kmのカテゴリもあります)のうち基本的にチェックポイントの3か所のみです。そのため、自力で走りきる体力、テクニックはもちろんのこと、パンク等の機材トラブル、アクシデントによる自身の応急処置などなど・・・基本的には自分で対処する準備をもって臨まなければなりません。

こうやって書くと、不安要素満載ですが(笑)

普段体験することのできない環境に身を置いて、これまた普段体験することの少ないMTBマラソンレースは走ったら、ハマってしまうこと間違いなしです!

 

私自身は2017年春の100km、同年秋(冬?)の42km、2018年春の100kmと参加し今回は4回目の参加となりました。

 

装備に関しては昨年度の準備がうまくいったこともあり、大きな変更はしませんでした。

変更点もふまえ、機材の紹介をします。

 

フレーム:Niner SIR9

コンポーネント:SHIMANO DeoreXT M8000

フォーク:Manitou MARVEL PRO ストローク量100mm

ホイール:Stan's notubes CREST CB7 M9000ハブ手組

タイヤ:Continental MOUNTAIN-KING 29 x 2.3 空気圧1.65bar

サドル:Selle SMP HELL

 

フレームはSIR9、レイノルズ853チューブを使用したナイナーの軽量スチールフレームです。軽快さはアルミやカーボンのXCフレームに劣りますが登り下り問わず楽しめるフレームです。現行モデルは最新のブースト規格の採用、27.5+対応になり、オールラウンド性能を損なわず、パイクパッキングなどにも対応したモデルに生まれ変わりました!

エアボリュームのある27.5+でゆったり乗るのも楽しいですね!

Niner製品ページ

 

今回の大きな変更点はホイールでしょうか。もともと軽量なXC向きのスタンズのCRESTを使用していましたが、新たにラインナップに加わったカーボンモデル、CREST CB7を使用しました。

29インチでリム単体325g、ホイールの状態で1500g台という圧倒的な軽さ!登りでは明らかに変化を感じます。またカーボンリムは高剛性でありながら衝撃吸収性に優れるため、下りでのスピードの乗り、ギャップでの突き上げの少なさを感じました。個人的には登りより下りのほうがアドバンテージを感じましたね。

ご覧の通り、Stan's notubes のRiACTテクノロジー採用カーボンリムは突き上げ方向の衝撃に対してサスペンションの役割をします!

結果、前へ前へ転がり速さにつながります。

 

タイヤは昨年同様マウンテンキング。定番のクロスキングとも迷いましたが、ウェット状態も想定&使い慣れているという点から変更なしです。パンクを避けるため空気圧は1.65barと高めに設定。

 

 

・装備品(サドルバック)

今回もバックパックは背負いませんでした。必要な装備品はサドルバック、一部バイクに装着し、ウエアのポケットは補給食のみです。

 

前回との変更点

チューブ本数2本から1本へ

使い捨てビニール手袋追加

チェーンルブ追加

基本的には昨年同様です。

・チューブ本数変更

修復不可能なパンクはタイヤブート(またはタイヤ切れ端)を使いチューブを入れるとして、軽微なパンクの場合はファストリスポーンで直せるだろうという判断です。

・使い捨て手袋

これはなんといっても使い勝手の良さ(笑)

手が汚れるタイヤ交換やチェーン周りのトラブルの際に使ってもいいし、突然の雨の場合、防寒防水対策でインナーグローブにしてもいいです。

収納時は保護にもなるのでチューブにかぶせています。

 

チェーンルブはウェットの場合の油膜切れを考慮。結果的には使いませんでしたが持っておいたほうがいいです。

サドルバックは固定した後に三ヶ島ペタルのトゥーストラップにて固定。

 

 

それではレース当日の様子をご紹介!

といいつつ、レース中はつい頑張ってしまう性分のため写真は少ないです・・・(涙)

今年はレース中に雨が予想されており、朝の段階でもどんよりとしています。

 

曇天のため目視はできませんが、御嶽山に向かって参加者全員無事を祈って黙とうをします。

 

今年はスタート位置が良かったため、ダートに入っても自分のペースで登ることができました。ある程度走るとペースの合う方とお喋りしたり。

「パンクが多いですね、気を付けましょう!」「登りきついですね~」などなど、こういった励ましあいやコミュニケーションも王滝の醍醐味ですね。

そんな話をしていると、どうも30番前後を走っているらしいという情報が。これは過去の記録を更新できるかもしれない・・・

と、脳裏によぎりスイッチが入りました(笑)写真が少ない原因ですねw

 

そんなこんなで序盤ハイペースで飛ばしたので、一つ目の登りが終わったところで少しペースダウン。無理しましたが、無理しすぎないのが序盤の肝です。少しオーバーペースでした・・・

こまかなアップダウンを繰り返し、第一チェックポイント到着。時間は2時間14分。昨年より数分遅かったため、すこし焦ります。

ボトルに水を補給し、出発。一度止まると脚が重たい・・・

集中力が切れないギリギリのペースを維持します。

踏み過ぎず、耐える走りです。

10分登っては数分下って・・・を繰り返して唯一の湖畔沿い区間を快調に走ります。唯一のフラット区間にして約半分の地点。踏み過ぎず、数人に抜かれても気にしません。

ブレブレですが唯一の写真です(笑)ガレている路面が王滝の醍醐味ですが写真を撮る余裕がありませんでした。

 

 

第二チェックポイントからは舗装路を含む長い最後の登りです。ダート区間でスパートするためにカフェイン入りのエナジージェルをここで補給しました。

 

最後の登りは路面状況も良く、テクニックよりパワーが必要になる登りです。ここでキッチリ踏み切ります。数人パスし、最後の下り!

 

タイヤのノブを最大限利用し、ハイスピードで下ります。マウンテンキングの大きなノブは縦横両方向にしっかり捉えてくれるので安心してバイクを倒せます。

ハードテイルなので、フルサスに比べるとリアがブレイクしがちですが、恐れずサイドノブが掛かる位置までバイクを倒せば滑りながらも不安を感じず、かつ速く下れました。

MTB経験は浅いですが、今回の王滝後半で下りのコツをつかんだ気がします。

 

昨年のタイムよりはコースの関係で遅かったものの、順位は更新することができました!が年代別はまたしても入賞できず・・・

 

レース後のバイク

今年は大きなトラブルもパンクもありませんでした。今年は雨の影響か路肩でパンク修理している人が多く見受けられた気がします。

コンチネンタルの耐パンク性能に助けられて、今年も無事走りきることができました。

 

 

昨年、一昨年は快晴で暑いぐらいでした。今回は肌寒く、むしろレースをするには最適な最適な気温でした。路面も一部ルーズで水溜りもありましたが、適度に引き締まっており走りやすかったと感じます。

 

レース後半、「もういやだ」「つらい、やめたい」といった感情がなかったのは(それぐらい100kmは辛いのですw)

成長もありますが、やはりトラブルを回避できたというのが大きいでしょう。

 

もう来年の王滝が楽しみで仕方がありません!

 

 

また、コースの変更に伴い開催にあたってご尽力いただいた王滝村の皆さま、運営の皆さま、ありがとうございました!

ご参加の皆さま、お疲れ様でした!

 

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