【CONTINENTAL】グランプリ5000TL インプレッション!(2000km使用)
長年、定番クリンチャータイヤとしてご愛用いただいていましたグランプリ4000Sの後継モデル、グランプリ5000(以下GP5000)が2018年末に発売されました。
GP4000Sの発売が2007年なので、かれこれ11年のロングセラー商品・・・こんなに長かったんですね(笑)
満を持して発表になりましたGP5000、前作を全方位的に上回るスペックですが、最大のトピックは新たにチューブレス仕様のラインナップが追加になったことではないでしょうか。
今回はGP5000TLのインプレッションをお届けしたいと思います。
チューブレスとクリンチャーの比較をしてみましょう。
やはりチューブレスのほうがビード部分を中心に分厚く作られていますね。
裏側も気密性を保つシール層になっています。
新品の状態だと綺麗なラウンド形状。17mm幅のリムに合わせて実寸25.2mmのタイヤ幅でした。
今回も耐久性や耐パンク性能を探るべく、ある程度時間をかけて長期インプレッションしたいと思います。
使用タイヤ
GP5000TL 700X25C
重量:300g
価格¥9,800(税別)
合わせるリムとの相性にもよりますが、私の場合、タイヤレバーを使うことなくタイヤを嵌めることができました。ビードも一発で上がり、通常使用において気になる空気の漏れもありません。しかし、チューブレスは(レディも含め)リムとの相性も含め繊細なので、少量のシーラントの充填をオススメします。
それではインプレッションです!
GP5000のクリンチャーも最初はチューブレス!?と思うほど乗り心地は良かったのですが、それを大きく上回る乗り心地です。さすがに構造上チューブレスに軍配が上がりますね。重量が300gと少し重めなので、漕ぎ出しの軽さではクリンチャー優位ですが、その欠点を十分すぎるほど補ってしまう、まるで絨毯の上を走っているような乗り心地です。いままで微振動が不快に感じていた路面でも、ストレスなく乗ることができました。
グリップもウエットや様々な条件で乗りましたが、全く不安を抱くことがないですね。滑るような場面まで攻め込んではいないですが、安心感があります。
もう一点、空気圧を低めで運用できるのがチューブレスの最大の利点です。
空気を入れれば入れるほどタイヤの変形量は減るため、乗り心地は硬くなっていきます。走りも軽快になりますが、路面は常に凹凸がある為、タイヤも常に変形することでグリップを得ています。その変化の中でチューブの抵抗がなく、エアボリュームも増えるため、より空気圧を下げることができ乗り心地の良さにもつながります。
空気圧を設定するうえで「乗り心地」「転がりの軽さ」この2点のバランスが取れる均衡点がベストですね。
私の場合、基本は5bar、路面の良し悪しで4.5~5.5barがベストだと感じました。
しかし感じ方には個人差があるので、いろいろ探ってみるのもおもしろいですよ。
タイヤを使い始めて約2か月、ローテーションなしで2000kmほど使いました。
現在の摩耗状況はコチラ
フロント
リア
フロントは目視ではほとんど摩耗していませんね(笑)さすがのブラックチリコンパウンド!
リアは中央部分が幅約7-8mmほど平らになり始めていました。
GP4000Sに比べてブラックチリコンパウンドの性能向上により、耐摩耗も向上している為、トレッドの厚みが若干薄くなっていました。個人的に寿命は4000Sより短いかな?と思っていたのですが、その心配は杞憂だったようです。
次回は3000kmで摩耗状況を確認して前後ローテーションしてみましょう。
それでは!